日常生活で、悔しいと感じることってあまりないと思うのですが、今日は心から、悔しい、無念だと感じる一日でした。


以前から頭を悩ませていた患者さんが、今日急変して亡くなってしまいました。
私が今のびょうとうに上がるようになってから、一番頭を悩ませて、色々調べて、勉強して、先生ともいっぱい話して、上司にも相談して、怒られて、毎日祈るような気持ちで検査結果を見ていた患者さんでした。
毎日40人近い患者さんに関する仕事をしているので、一人一人をそんなにじっくり時間かけることはできないのですが、この患者さんには毎日時間をかけていました。

直接の原因は一番注目していたことではありませんでした。
でも、当然予想できることだったし、防ぐこともできたんじゃないだろうか。
ちょっと頭をかすめたときに、もっと色々discussionしておけばよかったのかもしれない。
こんな結果ではなく、助けられる患者さんだったんじゃないだろうか。

私はただのヤクザイシです。
自分に何かできたかもしれないなんて、そんなおこがましいことを言うつもりはありません。
患者さんと直接話す機会もなかったし、患者さんにも家族にも、自分の存在なんて認識されてもいない。その程度の役割でしかありません。

でも悔しい。ただただ悔しいんです。

患者さんが急変したとき、たまたま私もびょうとうにいました。
先生!とカンゴシさんが病室から叫んだとき、ただならぬ雰囲気を感じましたが、まさかこんな結果になるとは。

私なんかより、担当していた先生が一番ショックを受けているのだと思います。
顔を真っ赤にして、心マをして、全てが終わって、ぐったりとびょうとうに戻ってきた先生の顔は、見ているこっちが悲しかったです。
だめでした。と力なく言った先生に、なんと言葉をかければいいのかわかりませんでした。

直接関わることはなくても、毎日カルテとにらめっこをして、このクスリの使い方はこれでいいんだろうか、他に選択肢はないだろうか、相互作用は大丈夫?このクスリでこの副作用が出る確率は何%?血圧は?血糖値は?腎機能は?電解質は?
ここ数週間は、毎朝この患者さんのカルテを見るところから仕事が始まっていました。
このヤマを超えれば、いい方向に向かうと思っていました。


前にいたびょうとうは、ガンで亡くなる患者さんが多かったので、もう手の施しようがなく、積極的な治療はせず、死を待つ、という雰囲気でしたが、今のびょうとうは助けられるから全力で助ける、という科です。
そのぶん、さっきまで元気だった患者さんが、あっという間に亡くなってしまうこともあります。
人間の死亡率は100%だ、とつい昨日話したばかりでした。

でも助けられる命は、助けたいと思います。
今回は、色々な教訓を学びました。
いい経験になった、という言い方は悪いけど、確実に色々な知識がつき、色々な視点を学びました。



そんな感じで潰れた午前中
午後はひたすら忙しく、バタバタと仕事をしているうちに終わりました。
終わったことを悔やんでいるヒマはないのです。次々と新しい問題を抱えた患者さんが入ってくるのです


気づいたらもう一月も末。
早いなぁ。ついこの間、年があけたと思ったのに

21時過ぎに帰宅

帰ってきてみると、昨日までアパートの前にヤマのように積もった雪が、ブルドーザーによってきれいに取り除かれていました
すごーい。機械ってすごーい。

一生懸命雪かきをした駐車場も、もちろんきれいにブルが入っていました
あー、なんかあの労力が無駄だった気がしてならない・・・。


帰り際に、別のびょうとうの先輩から、不整脈に関するクスリについて質問を受けました。
意外とスラスラと答えられた自分にびっくり。
そうか、コツコツ勉強してきた知識は無駄じゃないなぁ。
というか、意外と身についてるなぁ、とびっくりしました。
結局この仕事って、自己満足の世界だな、と再確認した瞬間。
やっぱりまだ、辞められないな。
体力的には辛いことが多いけど、まだ頑張れる。

明日もがんばります。
 

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